私の中にはPONIという世界が存在しています。

 

PONIの世界は私の中にあるにも関わらずむこうから発信されてくるような不思議な感覚があります。自分の意図した想像ではなく世界が勝手にアピールしてくるような感覚です。困ったことにPONIは私がコントロールしようとするとふと消えてしまいそうになり、とても気まぐれで自分の感情では動かせない世界なのです。制作を通して彼らを吐き出し世界が段々と鮮明になるにつれ、私はPONIの虜となりその存在感は増すばかり。いつしか自分の一部となり、もはや自分が操られているという方が正しいのかもしれません。そのPONIをこっそり覗き見するように、記録をとるように作る。時には気まぐれな彼らの言いなりになってでもPONIと繋がっていたいと強く思うのです。そんな私の表現は共存する世界PONIそのもの、もしくはその交信の記録です。